質問「医療機関のクレジットカードの割引率と手数料上乗せについて」

ご質問は歯科医院を開設している先生から頂きました。
この歯科医院では診療費の支払いにクレジットカード決済を導入しましたが、割引率が5%と高いので医療機関の一般的な割引率を教えて欲しいということと、割引料相当額を手数料として診療費に上乗せして患者から徴収できるかという2点のご質問でした。

まず医療機関におけるクレジットカードの一般的な割引率ですが、当事務所の関与先を見る限りでは3%以下だと思います。
5%というのは物販販売業等の業種に適用される割引率だと思われますので、貴院の場合は他の医療機関に比べると割引率が高いと言えます。
ですからクレジットカード会社と交渉して3%以下に割引率を下げてもらうことをお勧めします。

次に割引料相当額を手数料として診療費に上乗せできるかどうかですが、自費診療費は「クレジットカード決済の場合は手数料として診療費の○%を別途頂戴致します。」等と明示していれば問題ないと思います。
しかし、保険診療費は手数料を別途徴収すると混合診療に該当する可能性があるので手数料を徴収することは止めるべきです。
もし、貴院が自費診療費のみにクレジットカード決済を認めている場合は手数料を徴収しても良いと思いますが、自費診療費と保険診療費の両方についてクレジットカード決済を認めているのであれば手数料の徴収は諦めることをお勧めします。

(公開日 平成21年8月4日)